英語ができないのに、アウトドアグッズ海外通販。

こんにちは。鳥です。

巷じゃシャン8が廃盤？という噂で持ちきりのようで、こんなマイナーな幕がなくなると聞いてもたぶんだれひとり悲しんだりしないと思うんですけれども、どちらかというとそういう日の当たらないイメージにシンパシーを感じてしまう私は、ひっそりと引退する彼にささやかながらもスポットライトを当てようと思ったわけです。


一見するとオーソドックスなテントですが。

同期のアイドル、シャングリラの陰に隠れ、注目を浴びることのなかったUtopia。空前のトンガリブームの中、だれもかれもがポールをおっ立てたくてたまらなかったのですから無理もありません。ULな流れにも乗り切れない中途半端な重量で、しかも、自立するのに床がない！Goliteの開発担当者はマーケティングのマの字も知らないのかと、疑いの目を向けられていたことでしょう。


自立・床なし。タイタンと比較すると実に広々していることがわかる。

ところが、そういう評価も雪上では一変するのです。というかそうじゃなきゃ困るんですけれども、先に挙げた「自立なのに床がない」という構造が雪上でこそ威力を発揮するのではないかと。ペグダウンができなくても設営はできる、調理がテント内でできる、靴やアイゼンやスノーシューを履いたまま出入りできる、などなど構造的なメリットを並べていけばキリがありません。


ポールエンドはグロメットにぶち込め。

重量麺で見れば、Utopia 1や2ならBDのシングルウォールと大差ないですが、4となると話は別。4人が寝れて1.4kg弱、全く異なる構造なので単純比較はできないとしても、一般的なダブルウォールの半分以下、同じく4人を収容できるTaptentのHogbackでも1.85kgなのを考えると、はるかに軽量になります。私の用途で4人で寝ることを想定する必要はないとは言え、いわゆる宴会用として5～6人で車座になれるスペースは重宝がられること間違いなしです。


ハバのインナーをむりやりインストール。

先日の幕探しの記事でも触れました通り、中で火が扱えるぐらい広々としたスペースのテントがほしかったわけですが、そういうラグジュアリーなスタイルにも転用できそうなところもポイントでした。ただ、ご覧のようにハバHPだと高さが仇となり理想の形とはほど遠く、この点についてはこれから吊り方などを考えていこうと思っています。


ベンチレーションは外からガイラインで引っ張る。

そんな愛すべきUtopia 4も、残念ながら今シーズンで終売のようです。私はBCGにて30%OFFで手に入れましたが、なんとココでは半額でした。まさにヤケクソなGolite、これからいったいどこへ向かおうとしているのかと、一抹の不安を感じずにはいられません。