英語ができないのに、アウトドアグッズ海外通販。

こんにちは。鳥です。

ハイクを始めて以来、私を守り続けてきたタフな相棒。ガレたポイントで雑に足を踏み降ろしたときでもしっかり地面をキャッチし、「もっとマシな着地点は他にいくらでもあるだろうに」と主に歯向かうこともなく、グラグラしたバランスの取れない私を縁の下で支えてきた頼りになるやつだ。

そんな彼にも向き、不向きというものがある。より正しく言えば、美点は時としてデメリットに変わり得る、ということだ。私のように、どれだけ完成された人間性を有していたとしても、その妥協を許さない完璧主義的なたたずまいがかえって女子から声をかけづらい雰囲気を醸し出すことと同じである。

であるがゆえに、ここで不満を語るのはいささか酷というものであろう。私だって「完璧すぎる」となじられれば、それこそ理不尽だと声を大にして訴えたい気持ちを堪え、ある種の宿命だとしてしぶしぶ受け入れざるを得ないのである。雉も鳴かずば撃たれまい。


トゥーガードが剥離しかけてしまった。

ろくに手入れもせず、放置したツケだと言われればそれまでだし、端っこがわずかに剥離しかけたぐらいで機能が失われるわけでもなく、この一点を以ってして「ダメだこりゃ」と言うのは無知をさらけ出すようなものだ。ガレ場を歩くときの安心感は、ステルスラバー（夜明けのランブラー「忍び寄るステルスソール」）にしか為し得ない業で、事実、岩でグリップを失った記憶は無きに等しい。

だから「またこれを八ヶ岳に履いていくか？」と問われるならば、私が返事に窮することはないはずだ。岩だらけのトレイルでこそ真価を発揮するシューズを、選ばない理由はない。が、二泊、三泊となる縦走を試みるならば、わずかに熟慮の余地は出てくるだろう。「頑丈なトレッキングブーツのほうが、良いのではないか」と。

言い換えるなら、いよいよ私もそうした本格的なトレイルに挑む時期が近付いてきた、ということかもしれない。「難易度の低い、低山をうろうろするだけ」を想定して整えてきた装備も、今一度見直すべきタイミングが来ている。

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