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2009年05月07日

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。

こんにちは。鳥です。

その報せを耳にしたのは、雲取山へ出発する前日。あのいまるぷさんが、事故に遭われたという。他のブロガーや大勢の読者と同様、「あのブログがもう見れなくなるのか!」と、反射的にそう思った。ただ、よく考えればそれを確認したのもブログの記事。命に別状はないということだ。

「歴戦の山男のことだから、かんたんに死にやしないだろう」

ホッと胸を撫で下ろし、励ましのコメントなどを残しておいた。が、どうも気になり、不安が募ってくるのだ。あの達筆で知られたいまるぷさんの、どこかおかしなその文体に。

>いまるぷは今朝、交通事故に会いましょう、いえ会いました。
>入院するハメ、更新をしばらく休むのだ。
>ということです。では。


これは、頭を打ったに違いない、と。
◆幕営だけが人生だ。1日目。

多摩川→津久井湖→相模湖→大月→都留→富士吉田→河口湖→西湖

5/2 6時。起床。7時、出発。

世田谷通りを抜け多摩川CRに出る。天気は快晴。ファイントラック スキンメッシュ、Patagonia キャプリーン1、Patagonia Nine Trailsのレイヤリングでは暑いぐらいだ。野猿街道~R16に出るまでの登りが長かったが、津久井湖までは軽快に進む。平均時速24キロほど。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
10時、津久井湖着。ブログアップ。ザックはionをチョイス。

R413は中央道を避ける帰省カーで渋滞していた。クルマをよけ、側溝の蓋にもハマらないよう気をつけながら、ひたすらペダルを踏む。11時、相模湖到着。手ごろなベンチがあったので、ヘクサライトを広げてしばし休憩。ionが枕の高さにちょうどいい。ポカポカの陽気。寝るだろう。1時間のタイムロス。これは痛かった。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
相模湖にて放置民のシンボル発見。

大月へ。アップダウンの連続。このころになってくると「またどうせ登らされるんだろ!」と、下りのありがたみが薄れてくる。ケツが痛い。いくら軽量化したとはいえ、ザックを背負えば上体の荷重がサドルに集中するのだ。「氏のリハビリの苦難に比べればこれしきのこと!」と奮起。

都留~富士吉田間は登りのみ。何キロも坂をこぎ続ける。走行距離は100キロを超え、もはや限界。最後は自転車を降りて引いて歩く羽目に。ヨタヨタしながら河口湖へ到着。道の駅で夕飯。ぼやぼやしてたらあたりが暗くなってきた。本日の目的地「西湖 自由キャンプ場」へ向け、ラストスパート。河口湖から西湖へ抜ける最後の峠越え。激坂。「氏の減量に比べればこれしきのこと!」と奮起しようにもこんな記事を目の当たりにしていたので効き目はまるでなかった。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
数学的均衡を欠きながらなぜか自立するストック。

19時、「西湖自由キャンプ場」に到着。走行距離は約130キロ。サイクルメータをリセットしてしまったので詳細は不明だが、平均時速は20キロ切ってしまった。キャンプ場に隣接した「いずみの湯」へ。ここは遅い時間までやっているのでありがたかった。湯に浸かりながらわずかでも筋肉疲労が取れればと全身をもみほぐす。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
風呂上りに牛乳を飲んだ。

23時ごろ、空を見上げるとわずかに雲が見える。予報によれば、2日後から雨が降り出すという。「暴風雨男」とレッテルを貼られた私のせいで、せっかくのイベントが台無しにならなければいいが・・・そんなことを思いながら寝た。



5/3 5時半起床。撤収&6時半出発。

精進湖→R358→R140→道の駅「とよとみ」

ほぼ全て下り。昨日登った分を取り戻した計算だ。最高時速は60キロ弱。9時には目的地に到着していた。ここでkimatsuさんと合流。自転車をジムニーの荷台に積んでもらい、途中で御鶏様を捕獲し、櫛形山の登山口へ。

kimatsuさんの荷物を少しでもお持ちするつもりが、ionに余分な収納スペースなし。有吉風に言えば「UL豚野郎が!」的な罵倒を浴びせられつつ、どうにか備長炭1キロをパッキング。櫛形山の山頂へ。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
登山道に入ってすぐの防火帯の登り。

いまるぷさんと愉快な仲間たち。前編。
途中、南アルプスを望むUL豚野郎。

山頂で我々がのんびり休憩していたところ、いのうえさんととらじさんが走って来た。たかだか数十メートル走ってきただけなのに息をゼェゼェ喘がせながら「ちょうど北岳を回ってきたところなんですよ」と言う。冗談にも程がある。「お気をつけて」と送り出すと、「そらっいくぞ」と走って消えた。劇団放置民は今日も大忙しである。

ほこらキャンプ場に到着。いまるぷさんがお出迎え。kimatsuさんと熱く抱擁を交わす。接吻まで交わしそうな勢いだったので、思わず目を背けた。思えばこの初対面のときから、どこかおかしかったのだ。足元がフラフラし、左右に揺れ、心なしか言語も不明瞭である。屈強な山男のイメージは、どこへ行ったのだろう。

「やはり頭を打ったのか・・・」

開始早々、暗雲が立ち込めてきた。

つづく。


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この記事へのコメント
おもろい話じゃありませんか。
一応座布団敷いときますね。

ですが、いかにもチャリを漕いできたような話ですね。
輪行してきたという話が持ち上がっていましたが・・・
それならば5kgと言い張るionもわかるというもの。ふっふっふ
それに「豚野郎」でなく、「鳥野郎」でしょ。
あぁ、オチがないです~
Posted by 茶柱 at 2009年05月07日 22:10
あああっ! 打ち所の悪い男です。
すべてお見通しだったのですね...
英語ができないのはナカーマでありますが
せめてブラインドタッチだけは!
と自分を呪う今朝です。
Posted by いまるぷいまるぷ at 2009年05月08日 09:07
あっ! 鳥さん・・・その節はどうも!どうも!
お世話になりました。醜態をお見せして申し訳ございません!

本当に自転車で来られたのですね~凄過ぎです~

私、実は・・・精進湖、西湖、河口湖経由で帰りました。もちろん渋滞の嵐でした(笑)

ULの世界はあまり知りませんが、今回軽量化の必然性は感じた次第であります。

今後とも宜しくお願いいたします!
Posted by チャイ at 2009年05月08日 14:44
toriさんとはお初のキャンプでしたねぇ。
Siltarpはストイックでお似合いでしたよ。
Posted by nut's at 2009年05月08日 15:52
>茶柱さん

いかにもチャリを漕いできたんですが、
これを信じてもらえないようだとかつての山行すら
疑われそうです。エア雲取とか!

>あぁ、オチがないです~

なんか笑ってしまいました。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月08日 21:59
>いまるぷさん

ああ!私のほうこそ打ち所が悪くて前後不覚でした。
くれぐれもお大事になさってください。
次は全快祝でお会いしましょう!
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月08日 22:01
>チャイさん

醜態なんてとんでもない。
ありとあらゆることでボケ倒す、
それがチャイさんの芸風だと思ってました。
次回もたんと笑かせてください。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月08日 22:07
>nut`sさん

そういえばお初でしたねー。
ご家族との関係修復もどうにかうまくいったようで。
「チーム独身へようこそ!」
とならず、幸いでした。

次はあらかじめ了解を取ってからのんびり行きましょう。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月08日 22:10
チャリで来たとは聞いてましたが西湖経由で櫛形だったのですね~
お疲れ様です!

やっぱり若いって素晴らしい~!!

ULでストイックな幕営も様になってますな
すぐにでもホーム○スになれそう(笑)
Posted by トオル at 2009年05月08日 23:08
>トオルさん

なにをおっしゃいますやら。
颯爽と走れる若いボディをお持ちなのがうらやましい限りです。

ホー○レス!それこそ究極のULじゃないですか!!
うーん、まだまだ私には修行が足りなそうです。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月08日 23:40
あじがと!

さーて、残るはじんさんとラードさんだけか。
Posted by kimatsu at 2009年05月09日 07:25
UL!かっこよかったですよ!
おじさんには無理ですが、
ギアはいろいろと参考に
させてもらっています。
鳳凰三山にも挑戦してくださいな!
こんどとも宜しくお願いいます。
Posted by emon at 2009年05月10日 19:53
>kimatsuさん

あれ、大事な人を忘れていませんか。
ああ、言わいでもいいことを言ってしまいました。
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月12日 03:01
>emonさん

いやいや、年を重ねてもギアへの興味が尽きない、
その好奇心に脱帽でした。
こちらも今後の参考にさせていただきますので、
どうぞよろしくです!
Posted by tori-birdtori-bird at 2009年05月12日 03:03
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