patagonia nine trails jacket

tori-bird

2009年04月09日 23:24

こんにちは。鳥です。

目黒川の桜もそろそろ散りゆくころなのに、私の春は未だ訪れません。「また30歳独男のボヤきか!」と、ろくに説明を聞きもしないで早とちりするのはあなたがたの悪いくせですよ。春ってのは春山のことです。去年の冬から登山を始めた私にとって、いよいよ「雪のない季節」の到来です。
そこで何を着てけばいいのか悩む日々を送っていまして、悩みすぎて山に行くヒマもない、という負のスパイラルに陥っています。とりあえずアンダーはファイントラックのスキンメッシュ、ベースはpatagoniaのキャプ1キャプ2、ってところまではだいたい決まり。ミドルは持ってってもたぶん着なさそう。まぁそれも全てアウター次第なんですけどね。

ってことで、とりあえず以前にこちらの記事で書いたIntegral Designs eVENT Thru Hiker Jacketを注文してみました。200ドルぐらい。これは軽量ギアで知られるインテグラルが、あのゴアをも上回ると噂される防水・透湿の新素材・eventを使ったハイテクハードシェルで、それはそれはもうスゴイことになってんですよ。きっと。そうでなきゃ困るんですけど、まぁ最悪でも「スルーハイカージャケット」っていう響きになんかしらウットリした気分になっちゃってるので、わりともう満足感でたっぷりです。恥ずかしげもなくミーハーを自認してると、こういうとき楽です。硬派なあなたも、そろそろ認めてはどうですか。あなたの中のミーハーを。

おっと、また脱線してしまいましたが、今回の本題はこれ。


patagonia nine trails jacketです。じつはこないだフーディニアークのセレリスジャケットを見に某ショップへ足を運んだのですが、どうにもこいつに目が奪われてしまいました。実際に試着してみると、ムレムレ感は皆無と言っていいほど。他の2つもクラス最高スペックのはずなんですが、ある意味「反則だろ!」っていうぐらいの脇と背中の通気性がとても効果的なようです。



「脇はともかく、背中は風が吹いたら寒そうじゃん?」と思ったあなた。その底の浅い発想はやばいです。ド素人が!って笑われてしまいますよ。

まぁ、そんなあなたのために、私が恥を忍んで店員さんに聞いてあげたんですが、「背中はザックを背負うからむしろ蒸れを逃がすのに有効なんです」と、丁寧に教えてくださいました。「おおっ!なるほど!!」と目から鱗を落として感激してたのは、あくまでも私の演技です。まさか、ザックの存在が盲点だったなんて、知らなかったはずないじゃないですか。

自転車にも乗る私にぴったりのジャケットかなと思ってます。ただひとつ、街着にするにはちょっと本気すぎるビジュアルが難点。フーディニだったら普段着にしても違和感ないんですがね。っていう軟派な理由でまだまだ悩みは尽きそうにありません。
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