沢を諦め、悪夢にうなされる。
こんにちは。鳥です。
先日お伝えした通り、先週末は沢登りにチャレンジする予定でした。あらかじめ道具を揃えたりロープワークを練習したりと入念な準備をしていたにも関わらず、当日の予報が雨と知り、水量が増し、地盤のゆるみを危ぶんだわれわれは、ちゅうちょなく沢入りを断念したのです。これぞまさにNULの真髄。悪魔のように口を開けて待っていたゴルジュも、われわれの諦めの早さに恐れおののいたに違いありません。
とは言えせっかくの週末。われわれビギナーを引率してくれる予定だった
ユウさんに一目お会いできればと思い、千葉へ向かいました。場所は房総半島のつま先部分。大房岬と書いて「タイブーサ!!」と読む、高台にあるキャンプ場です。
▼さっそく、冷麺で腹ごしらえ。
▼ユウさんにロープワークを教わる
いのうえさん。
その後、だらだらとおしゃべりしていると、
「目的地未定」のttaさんが登場。写真撮り忘れてしまいましたが、持参されたテントはタープテントのサブライト。タイベックシートでつくったテントなんて、本当に実在するんですね。笑っちゃいましたよ。いや、でもいい変態テントだと思います。それにしてもttaさん、初対面なのに初対面じゃない感じ。タープテント仲間であり、これが変態同士の親近感というやつなんでしょうかね。
ユウさんは予定があるそうで夕方ぐらいに帰宅。いろいろなお話ができて楽しかったですが、「ジャンダルム?あんなの軽いですよ?え、あそこ登ったって自慢してる人がいるんですか??」とおっしゃっていたのが特に印象的でした。物知りでカッコよく渋いユウさん。後姿を見送りながら、「私もあんな大人になりた」「無理やで」と、いのうえさんに食い気味で否定されてしまいました。
▼夕飯はこれ。うちの近所で買った、冷凍鴨南蛮うどん。
このカタチを見て、ピンときたあなたは、スタッキングに目がないピッタリ好き好き「変態スタッカー」の予備軍です。クッカーに穴を開けだしたりしないように、くれぐれもご注意ください。
▼なんとミニトランギアに、ジャストミート!!
▼むむー。うつくしい。あ、ちなみにこの3枚、「Photo by いのうえ」です。
冬場に食べたら、さぞかしうまいでしょうなぁ。
▼おなかいっぱいなのに御鶏様を焼き、ユウさんにいただいたスイカも。
▼ついでに翌日食べた朝食も。ミートソースとコンビーフのニョッキに、ウィンナー&目玉焼き。
◆
なんだかんだで気付いたら深夜。シャワーを浴びたらだいぶ涼しくなったし、さてそろそろ寝ようかい。テント野郎たちはそれぞれの巣へ。私も重い腰を上げ、クラウドバーストのジッパーを開け、ヘッドライトで中を照らした、まさにそのとき。ひどい既視感に襲われました。
お、おまえは!!
ああ、まただ。また
「いのうえ」が、クラウドバーストに張り付いている。なんてこったい。ぐらぐらとめまいを覚えた私は、いつしかその場に倒れ込むように寝入り、変態テントを求めて世界の果てまで追ってくる「いのうえ」の悪夢にうなされる一夜を過ごしたのでした。
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