MSR e-bivy【使用レポ】
こんにちは。鳥です。
これの続報。というか使用レポです。「ん?シュラフカバーのほうがいんじゃね?」という突っ込みはご勘弁いただくよう、あらかじめお願い申し上げます。
・気温:-7℃(夜間は-9℃ぐらい?)
・湿度:不明(起きたらノドがカラカラだったので乾燥してた模様)
・シュラフ:
Golite adrenaline 0(シェル:pertex)
・マット:サーマレスト z-lite
・グランドシート:オールウェザーブランケット
▼まぁ論より証拠ということで、夜間に目覚めたときの画像。
使用3時間だか4時間だかの状況。寝ぼけて記憶があやふやです。
呼気がシュラフとビヴィの間で凍結。といってもパウダー状で、動くと顔にパサっと降ってきます。いずれにしろ閉じきった状態だと息苦しいので、途中からビヴィの首より上は開けっ放しで寝ることに。
幸い、adrenalineの撥水性能が良好なので、今回の一泊に限ればダウンの中まで濡れて寒くなることはなかったです。ただ、だったらビヴィなしでも良かったんじゃねえかって話しになりますが、それに対する反論の余地は多くありません。使用するメリットを素人の私がない知恵を絞って挙げるとすれば、
1)耐風/耐水シェルとして
2)保温/断熱層として
3)収納スペースとして
といったところでしょうか。1)に関してはわずかな隙間風が吹き込んでくる程度でしたが、風の冷たさを感じることはなかったです。今回は雪・雨ともに未検証ですが(できれば検証したくないですが)、「ないよりまし」なのは自明の理。雪・雨で濡れるなら、結露は我慢するしかない、あるいはどこかから細引きで吊って、雪・雨が吹き込まないような角度・間隔で口元だけを開放するなどの工夫が必要と思います。本体のヘッドクリアランスは両手を縦に伸ばせるぐらい確保されていますが、それでも何の工夫もなしには呼気による結露の脅威に抵抗できませんでした。
2)はシュラフや服に依存する部分が多くてなんとも言えないですが、シュラフの外側に一層確保されることで、程度の差こそあれ保温上のメリットはないはずないかと思います。3)は、プラティパスの水が朝まで凍らず無事でした。シュラフ内で肌に触れて冷たい思いをしなくていいのはありがたいです。
結露問題に目を奪われがちですが、こうして考えてみると相殺してややお釣りがくるぐらいの効果はありそうです。また、シュラフをアップグレードすればケアできる部分も多いように思えますが、費用対効果という面から見ても、やはりこの価格には魅力があるかなと感じます。
が、では次も同じ条件で使用するか?と聞かれれば、即答できるほどの決め手があるわけではありません。テントもタープも携行しないなら、エマージェンシー用としてザックに入れておくのでしょうが、なまじシュラフがオーバースペック気味なので、天候不良でない限り使わないという選択肢もあるのは事実です。逆に考え方を変えて、多少の保温性能があると見込んでシュラフをダウングレードするなど、装備重量を適正化するバッファと考えるのが、今の私には見合った位置付けなのかなと思ったりしています。
というわけで、MSR e-bivyの検証でした。
三鷹でe-bivyの扱い開始するそうです。
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