あの寒かった甲武信ヶ岳に比べれば。

tori-bird

2009年12月24日 23:51

こんにちは。鳥です。

かの生島ヒロシ生誕から59年目の今日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私はべつに彼のファンでもなんでもないので、プレゼントを贈ったりケーキを食べたりといったお祝いをするつもりはありません。いつものように仕事を終え、いつものように牛丼特盛を注文し、帰宅の途に着き風呂に入って眠るだけ。目に涙を浮かべる理由がどこにあるというのでしょうか。
さて、暑さ寒さも彼岸までなどと言いますが、昨日の今日ですら暖房の効いた部屋の中にいるとあの寒かった甲武信ヶ岳を忘れ氷の入ったコカコーラを一息で飲み干しながら「ハーゲンダッツはクッキー&クリームに限るね」などと一人つぶやいて失われたカロリーをはるかに上回る摂取量で着々と体重を取り戻そうとしている自らの姿を我ながら呆れた顔で見つめているのだ。



12/19-寒波迫る中、甲武信ヶ岳に登った。

詳細なレポは他のブログにて参照いただくとし、ここではさらりと概要のみを伝えよう。「それはお前、どう言い逃れようと手抜きだろう」などと邪推する心が薄汚れた大人がもしいたとしても、良心的な読者の皆様ならば決して哀れむ視線を向けないようにお願いしたい。

行動中の気温が-15℃前後、夜半の気温が-20℃前後だったそうだ。テルモスの山専ボトルの蓋ですら凍結し、汗の伝った髪先が束になって固まった。取り付きの徳ちゃん新道から木賊山を経て甲武信小屋に至るCT5時間30分のトレイルは実にタフで、平坦な尾根歩きはほとんどなく8割程度は登りと思ってよいだろう。

結果、甲武信小屋までCTの1.5倍の時間を要してしまった。たしかに1300m弱のハイクアップと冬山装備の荷重が足取りを重くさせたのは事実であるが、氷点下の環境ではいつも以上に体力の消耗が激しいのかもしれない。慣れの要素も多分にあろう。だがいくらNULで鳴らした私を持ってしても、あれだけ急いだつもりでCTの1.5倍掛かってしまったのは誤算であった。

ウェアや装備の解説などは追って記事にしていくことにする。なにしろ今日は、一年で最もタフなメンタルが要求される一日なのだ。おっと、いけない。彼の紹介を忘れていた。



「タスケテ!オナベマン!」の歌、鋭意作成中。
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